「高校受験で英検を持っていると有利って本当?」
「取るなら何級?いつまでに?」
わが家の娘は中学1年で英語の評定が「3」、本人も「英語わからないかも」と言っていました。それ後オンライン英会話を週1回受講し、中学3年の夏に英検準2級に一発合格し、受験では実際に加点されました。
先に、いちばん大事な結論をお伝えします。英検がどう加点されるかは、受験する高校によって違います。「埼玉だからこう」「準2級ならこう」という共通ルールはありません。
この記事では、2025年に埼玉県の公立高校へ進学した娘のケースで、実際にどう加点されたか・いつまでに取ったか・なぜその時期だったかを正直にお話しします。
高校受験で英検は加点される?結論は「学校によって違う」
調べてみると分かりますが、都道府県や学校ごとに扱いがバラバラです。県が「準2級なら何点」と統一して決めているわけではありません。
同じ学校でもコースによって基準が違うこともあります。ネットの「英検は◯級から有利」という情報をそのまま信じないほうがいいです。
そのうえで、わが家の実例を書きます。
高校受験の英検は何級から有利?わが家は準2級だった
娘が取ったのは英検準2級(中学3年の夏)です。一般に中学卒業レベルは3級と言われるので、準2級は少し上になります。
| 項目 | わが家の場合 |
|---|---|
| 取得した級 | 英検準2級 |
| 取得時期 | 中学3年の夏 |
| 受験方式 | 英検S-CBT(準2級の検定料9,000円・2026年現在) |
| 結果 | 一発合格 |
ただ、これも「準2級じゃないと意味がない」ということではありません。3級でも加点対象になる学校はあります。志望校がどう扱うかが全てです。
【実例】私立の併願推薦で英検準2級が偏差値1ぶんの加点になった
わが家が受けた私立高校の併願推薦では、英検準2級が偏差値1ぶんに該当する加点として扱われました。
私立の併願推薦は、模試の偏差値と内申点で基準をクリアできるかどうかが決まります。そこに英検の加点が乗るイメージです。あと一歩届かないときに、この偏差値1ぶんが効いてきます。
※これはわが家が相談した学校での扱いです。加点の有無も点数も学校ごとに違うので、志望校の基準は必ずご自身で確認してください。確認方法は後で書きます。
埼玉県の公立高校受験でも英検は加点対象だった
公立のほうは、調査書(内申点)への加点という形でした。
| 受験する高校 | 加点のされ方 |
|---|---|
| 私立(併願推薦) | 偏差値1ぶんに該当する加点 |
| 公立 | 調査書に記載され、内申点に加点 |
つまり私立と公立の両方で効いたことになります。英検は1回取れば受験まで使えるので、コスパのいい加点だと感じました。
高校受験の英検はいつまでに取るべき?「中3の夏まで」にこだわった2つの理由
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。わが家は「中3の夏まで」と決めて動きました。理由は2つあります。
理由①:私立の推薦をもらう相談に間に合わせるため
私立の併願推薦は、夏からの個別相談で基準を満たしているかを確認します。その時点で英検を持っていなければ、加点のしようがありません。
秋に受験しても結果が出るまで時間がかかります。夏までに合格していれば、相談に余裕を持って臨めます。
理由②:夏以降は公立の受験対策に全振りしたかったから
我が家では、こちらのほうが大きかったです。
中3の秋以降は、公立入試に向けて5教科をまんべんなく仕上げる時期です。そこに英検の勉強が残っていると、確実に足を引っ張ります。
夏までに終わらせたので、夏休みからは公立対策だけに集中できました。これは精神的にもラクでした。
| 時期 | 英検を取っていた場合 | 取れていない場合 |
|---|---|---|
| 中3の夏 | 英検が終わっている | まだ英検対策が残る |
| 中3の秋 | 私立の個別相談で加点を使える | 加点なしで相談 |
| 中3の冬 | 公立対策に全振りできる | 英検と公立対策の二正面 |
英検は「何級を取るか」より「いつ取るか」のほうが受験では効いてくる、というのがわが家の実感です。
「中3の夏まで」を可能にしたのは英検S-CBT(CBT試験)だった
ここは意外と知られていないので、ぜひ知っておいてほしいところです。わが家が「中3の夏まで」に間に合わせられたのは、英検S-CBTという受験方式を選んだからです。
英検には大きく2つの受け方があります。
| 受け方 | 従来型の英検 | 英検S-CBT |
|---|---|---|
| 受験方式 | 紙で受験 | コンピューターで受験 |
| 実施 | 年3回 | 原則毎週土日に実施(一部エリアは平日も) |
| 試験の進み方 | 一次試験→二次試験(面接)の2回に分かれる | 1日で4技能すべて完結 |
| 同じ級を受けられる回数 | 各回1回 | 1検定期間に最大3回 |
| 取れる資格 | 英検 | 従来型とまったく同じ |
※各検定期間は4〜7月/8〜11月/12〜3月の3期です(日本英語検定協会)。
中3の夏までに取りたいとき、年3回の従来型だとチャンスがほとんどありません。しかも一次に受かっても二次(面接)がまた別日なので、結果が出るまで時間がかかります。
S-CBTなら土日に1日で終わって、ダメでも同じ期間内にもう一度受けられる。「夏までに」と期限を切るなら、こちらのほうが圧倒的に有利です。
ライティングは手書きも選べます。「パソコンで英作文なんて無理では」と心配でしたが、娘は手書きを選びました。
| 級 | 2026年度の検定料(税込) |
|---|---|
| 準1級 | 10,500円 |
| 2級 | 9,600円 |
| 準2級プラス | 9,200円 |
| 準2級 | 9,000円 |
| 3級 | 7,700円 |
※2026年10月時点、日本英語検定協会の公式サイトで確認した金額です。
娘はS-CBTで準2級を一発合格しました。もし落ちても同じ期間にあと2回受けられる、という安心感があったのは大きかったです。
英検の加点を確実に知る方法は「個別相談で直接聞く」だけ
ここまで書いてきたとおり、加点のルールは学校ごとに違います。ネットで調べても正解は出てきません。
唯一確実なのは、学校説明会や個別相談で直接聞くことです。わが家が実際に聞いた内容を挙げておきます。
- 英検は加点の対象になりますか?
- 何級から対象ですか?
- 加点はどのくらいですか(偏差値換算?内申加点?)
- いつまでに取得していれば有効ですか
- 他の検定(漢検・数検)との併用はできますか
相談時間は1校10分ほどのことが多いので、聞くことをメモして行くのがおすすめです。
英語が苦手だった娘が、中1から中3の夏に英検準2級を取るまで
「準2級なんてうちの子には無理」と思うかもしれません。わが家もそうでした。
| 時期 | 娘の状態 |
|---|---|
| 中1 | 英語の評定「3」。本人も「英語わからないかも」 |
| 中1の途中 | オンライン英会話(ウィリーズ英語塾)を週1回だけ開始 |
| 中2 | 英語の評定が「5」に。以降キープ |
| 中3の夏 | 英検準2級に一発合格 |
| 中3の夏以降 | 公立入試対策に専念 |
やっていたのは週1回50分のオンライン英会話だけ。塾には通っていません。余裕があるときだけ週2回にしていました。
成績が上がった理由は「英語が楽しくなった」から
ここが一番お伝えしたいことです。英会話をしたから成績が上がった、という単純な話ではありません。
順番はこうでした。
| 順番 | 起きたこと |
|---|---|
| ① | 毎週しゃべるので、英語への苦手意識がなくなった |
| ② | 観光地などで外国人の方に話しかけられても、自信を持って答えられた |
| ③ | 「通じた」という成功体験で、英語の勉強が楽しくなった |
| ④ | 結果として成績が上がった |
②がとても大きかったようです。教室の中だけでなく現実で通じたという体験は、テストの点数より本人の自信になりました。そこから勝手に勉強するようになりました。
英検対策で特別にやったのは、試験1週間前に過去問題集を1冊やったことくらいです。
くわしい合格までの流れは、こちらの記事にまとめています。

塾との料金の比較や、娘がどう変わったかはこちらです。

まとめ|高校受験の英検は「何級か」より「いつ取るか」
- 英検の加点は学校によって違う。共通ルールはない
- わが家は私立の併願推薦で偏差値1ぶんの加点、公立は調査書の内申点に加点
- 狙うなら中3の夏まで。私立の個別相談に間に合い、秋から公立対策に専念できる
- 加点の条件は個別相談で直接聞くのが唯一確実
- 英語が苦手でも、中1から週1回で中3の夏に準2級は取れた
英検は一度取れば受験まで使えます。「いつか取らせたい」と思っているなら、逆算して早めに動くほど効いてきます。
高校に入ってからかかるお金や、入学後の勉強についてはこちらにまとめています。


※加点の扱いは学校・年度によって変わります。本記事はわが家の2025年受験時の実例です。志望校の最新の基準は必ずご自身でご確認ください。


